• 歯の摩耗が進行する
  →前歯どうしが過度に接触し続けることで、歯がすり減ってしまいます。
• 歯根吸収が起こる
  →強い力が長期間加わることで、歯の根っこが溶けて短くなる現象が見られることがあります。
• 歯の破折リスクが高まる
  →負担のかかりすぎた歯が割れたり折れたりする危険性があります。
• 咬み合わせの悪化(不正咬合)
  →咬合バランスが崩れ、さらに噛みにくくなったり歯列全体に影響を及ぼしたりします。
• 顎関節症を引き起こす
  →咬み合わせの異常により、顎の関節に過度な負荷がかかることで痛みや開口障害が生じることがあります。
• 口内炎ができやすくなる
  →下の前歯が上の歯茎や口腔内の粘膜に接触し、傷つきやすくなります。
• 咀嚼がうまくできなくなる
  →食べ物を細かく咬みにくくなり、日常生活や消化にも支障をきたす可能性があります。
• 上の前歯が前方に傾く「フレアーアウト」が起きる
  →長期的に力が加わることで、前歯が外に広がるように傾くことがあります。
• 顔貌の変化（下顔面の短縮）により老けて見える
  →顎の動きや咬み合わせの変化により、口元にシワができやすくなり、実年齢よりも老けた印象を与えることがあります。

絶対的圧下(圧下)

前歯を垂直方向に下げる方法です。歯そのものを骨の中に沈めていく治療で、治療期間が比較的長くなる傾向があります。

相対的圧下(傾斜移動)

前歯の角度を変えて傾けることで咬み合わせの深さを緩和する方法です。この方法では、歯の位置を動かすというよりは、傾斜を調整して咬み合わせを改善します。