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叢生(乱ぐい歯・八重歯)
About Symptom
叢生(乱ぐい歯・八重歯)とは?
叢生(乱ぐい歯・八重歯)は、歯がデコボコに並んでいる状態を指します。
叢生が重度になると、歯と歯が重なり合う「重なり歯(双生歯)」のような状態になることもあります。
このような歯並びでは、歯ブラシが届きにくくなるため、虫歯や歯周病、さらにはドライマウスのリスクが高まります。見た目の問題だけでなく、お口全体の健康にも大きく関わってくるため、矯正治療を希望される方が増えています。
また、適切な時期に矯正治療を行わないと、咬み合わせに重要な「犬歯誘導」を得ることが難しくなります。犬歯誘導が機能しないと、奥歯に過剰な負担がかかり、奥歯の寿命が短くなってしまう可能性もあります。
歯並びにお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。
Cause
叢生の原因
叢生(乱ぐい歯・八重歯)は、歯がデコボコに並んでしまう不正咬合の一種で、主な原因は「あごが小さい」「歯が大きい」という骨格と歯のサイズのバランスの不調和にあります。あごのスペースが足りないことで、歯が本来並ぶべき位置におさまらず、歯並びが乱れてしまいます。
また、その他の原因として、乳歯の早期脱落や抜ける順番の乱れも挙げられます。予定より早く乳歯が抜けると、隣の歯がスペースに移動してしまい、後から生えてくる永久歯が正しい位置に生えられず、歯並びがずれてしまうケースもあります。
Question
八重歯の考え方について
代表的な叢生のひとつに「八重歯」があります。
かつての日本では、八重歯が“可愛らしい”とポジティブに捉えられることもありました。しかし近年では、アメリカのハリウッドスターや韓流スターの影響もあり、美しい歯並びへの関心が高まっています。芸能人をはじめ、多くの方が矯正治療を受けるようになり、日本でも歯並びを整えることで“笑顔の美しさ”を引き出している方が増えています。
特に欧米では、歯並びの良し悪しが育ちや教養の印象にも関わるとされ、幼少期から矯正治療を行うことが一般的です。
家庭環境や教育レベルを判断するひとつの基準として捉えられることもあり、歯並びに対する意識が非常に高い社会と言えます。
日本でもその意識が徐々に広まりつつあり、見た目の美しさだけでなく、健康面を含めたトータルな口元のケアが重視されるようになってきています。
Lisk
叢生(乱ぐい歯・八重歯)を放置するリスク
八重歯や乱杭歯(叢生)をそのままにしておくと、見た目だけでなく、お口の健康や日常生活にもさまざまな影響を及ぼす可能性があります。
主なリスクとして、以下の点が挙げられます。
- 歯が重なり合っている部分に歯ブラシが届きにくく、磨き残しが生じやすい
- 上記の結果、歯垢がたまりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まる
- 歯並びの影響で口が閉じにくくなり、ドライマウスを引き起こす
- 口腔内が乾燥しやすくなることで、虫歯のリスクがさらに増す
- 八重歯が唇に当たり、口内を傷つけてしまうこともある
- 見た目が気になり、思いきり笑えなくなるなど、精神的なストレスにつながることも
このように、八重歯や叢生は見た目だけの問題ではなく、機能面・衛生面・心理面にまで影響することがあるため、早めのご相談・対処が大切です。
Treatment
叢生(乱ぐい歯・八重歯)の治療方法
叢生(乱ぐい歯・八重歯)の矯正治療では、犬歯(八重歯そのもの)を抜くのではなく、上下左右の小臼歯を計4本抜歯してスペースを確保する方法が一般的です。(※ただし、例外的に以下のような場合には犬歯を抜歯することもあります。)
- 歯ぐきが大きく痩せている(重度の歯肉退縮)
- 歯の周囲に骨がない(ボーンハウジングの欠如)
まずは、無料カウンセリングで現在の状態を確認しながら、最適な治療方法をご提案いたします。どうぞお気軽にご相談ください。