主訴:前歯の歯並び、特に上顎の犬歯の位置が気になる
初診時年齢:11歳
性別:女性
診断名:叢生
抜歯/非抜歯:非抜歯
装置名:マルチブラケット装置
治療費用:約62万円(税抜)と来院時に調節料5,000円(税抜)
治療期間:2年4ヶ月
治療に関する副作用/リスク:歯の移動時の痛み 装置による口腔粘膜の口内炎 カリエス
上あごの左右犬歯の位置が気になるとのことでご来院されました。
上あごの歯列の幅が狭いため、裏側に拡大装置を装着して広げながら前歯が並ぶスペースを確保していきます。
上あごの12才臼歯である第二大臼歯が生えてくるまで時間がかかったこと、上あごの奥行きがやや足りないため生え始めた際に頬側に向かい交叉咬合になってしまい、この噛み合わせの改善のために2年4か月を要しました。
主訴:前歯の歯並びと上顎歯肉が見えるのが気になる
初診時年齢:18歳
性別:女性
診断名:上下顎叢生
抜歯/非抜歯:小臼歯・親知らずの抜歯
装置名:マルチブラケット装置
治療費用:約62万円(税別)と来院時に調節料5,000円(税別)
アンカースクリュー1箇所 30,000円(税別)
治療期間:3年2ヶ月
前歯の歯並びが気になるとのことと上下顎前歯正中線のずれ、上顎前歯の歯肉が見えてしまうとのことです。初診時の側貌(横顔の口元のライン)を考慮して上下顎小臼歯抜歯を選択しました。
治療期間は3年2ヶ月でした。
治療に時間を要しましたが、初診時に気になる主訴はほぼ改善できました。
治療途中の過程で、上顎前歯の歯肉が目立つとの主訴を改善させるために上顎前歯歯肉部にアンカースクリューを埋入して上顎前歯を上方に若干牽引しました。
主訴:上顎右側犬歯の位置が気になる
初診時年齢:16歳
性別:男性
診断名:上顎右側犬歯異所性転位を伴う歯槽性切端咬合
抜歯/非抜歯:抜歯
装置名:マルチブラケット装置
治療費用:約65万円(税別)と来院時に調節料5,000円(税別)
治療期間:1年9ヶ月
治療に関する副作用/リスク:歯の後戻り 歯肉の退縮
上顎右側犬歯の位置が気になるとのことで来院されました。犬歯の尖頭部分が隣の前歯と重なって動けない状況です。
このまま待っていてもこれ以上動くことはないので、犬歯が収まるスペースを確保するため、そして上下顎の前歯を適度な深さで咬み合わせるために上下顎の小臼歯を抜歯する選択をしました。
まず上顎の小臼歯を抜歯した後に該当犬歯を後下方に誘導牽引しました。その際に後方歯群が反作用で前方にずれさせないために、歯列の裏側に大臼歯を固定する装置を併用しております。
犬歯を牽引する早期に歯肉を一度切開処置しました。犬歯の牽引処置の際に、歯が途中で動かなくなってしまうことがありますので犬歯の牽引はかなり気を使う過程でもあります。
治療期間は1年9か月でした。