主訴:前歯で物が噛めない
初診時年齢:14歳
性別:女性
診断名:下顎後退を伴う歯槽性開咬
抜歯/非抜歯:非抜歯
装置名:マルチブラケット装置
治療費用:約62万円(税別)と来院時に調節料5,000円(税別)
治療期間:2年0ヶ月
治療に関する副作用/リスク:歯の移動時の痛み 装置による口腔粘膜の口内炎 後戻り
前歯でものが噛めないということで来院されました。
上下顎ともに歯並びの乱れはほとんど認められませんが、骨格的な下顎後退を伴い上下の歯が咬み合っていない状態です。
療期間は2年でした。
上顎の突出というよりも下顎の後退が顕著だったため、上顎前歯を後ろに下げるための小臼歯抜歯ではなく下顎を極力前方に誘導して非抜歯で治療を進めました。
上下顎の咬み合わせが安定するのに少々時間を要しましたが、ご本人の装置を早く外してほしいという要望もあり2年で動的治療を終えました。
現在保定経過観察期間に入っており、下顎が後戻りすることもなく経過は順調です。