初診時年齢:27歳
性別:女性
診断名:前歯の早期接触を伴う前歯部叢生
抜歯/非抜歯:非抜歯
装置名:マルチブラケット装置
治療費用:約68万円(税抜)と来院時に調節料5,000円(税抜)
治療期間:2年2ヶ月
治療に関する副作用/リスク:歯の移動時の痛み 装置による口腔粘膜の口内炎
上あごの前歯が舌側(内側)に傾斜しているため、下あごの前方への動きが制限されている状態です。
下あごが本来の位置よりも後ろに押し込められて咬んでいる感じです。
初診時では20代後半の女性です。
成人の場合ですと顎関節が現状で適応しているため、矯正治療で下あごを前方に出すことが難しいこともあります。
治療期間は2年2ヶ月でした。
本症例では、まず上あごの歯列幅を側方拡大しながら前歯の歯軸を改善することから始めました。
その後、上下あごの前後的な位置を改善ながら噛み合わせを整えて動的処置を終了しました。
主訴:八重歯の見た目が気になる
初診時年齢:12歳
性別:女性
診断名:下顎後退をともなう犬歯低位唇側転位
抜歯/非抜歯:抜歯
装置名:マルチブラケット装置
治療費用:約62万円(税抜)と来院時に調節料5,000円(税抜)
治療期間:2年1ヶ月
治療に関する副作用/リスク:歯の移動時の痛み 装置による口腔粘膜の口内炎
前歯の歯並び、特に八重歯が気になるとのことで来院されました。
乳歯が一部残存している時期でしたが、この症例では口元の突出を避けるため上下あごの小臼歯抜歯を選択してワイヤーによる固定式矯正装置で治療を進めました。
治療期間は2年1ヶ月でした。
萌出途中であった上下顎の最後臼歯(第二大臼歯)をしっかり咬ませるのに時間を要しました。
主訴:犬歯の位置が気になる
初診時年齢:11歳
性別:女性
診断名:犬歯低位唇側転位を伴う前歯部叢生
抜歯/非抜歯:非抜歯
装置名:マルチブラケット装置
治療費用:約65万円(税抜)と来院時に調節料5,000円(税抜)
治療期間:2年6ヶ月
治療に関する副作用/リスク:歯の移動時の痛み 装置による口腔粘膜の口内炎 カリエス
前歯の歯並びが気になるとのことで来院されました。
口元の突出感があるうえ、重なり具合の程度も大きかったので上下顎の小臼歯抜歯にて治療をご提案したのですが、本人はもとよりお母様にも強く反対されてしまい止む無く非抜歯で治療をすすめることにしました。
非抜歯でも比較的良好な噛み合わせが得られましたが、最後臼歯である第二大臼歯の萌出スペースが足りなく生えきれずに、2回ほど歯肉の切除をしました。
しかもさらに後方には上下顎ともに親不知が埋伏しています。
口元は極力現状を維持するように努めました。
このような症例ですと、長期にわたり治療直後の状態を維持することは非常に困難だと思います。
次に同様のケースの治療をする場合は、抜歯をもっと強く説得したいと思います。
主訴:前歯の歯並び、特に上顎の犬歯の位置が気になる
初診時年齢:11歳
性別:女性
診断名:叢生
抜歯/非抜歯:非抜歯
装置名:マルチブラケット装置
治療費用:約62万円(税抜)と来院時に調節料5,000円(税抜)
治療期間:2年4ヶ月
治療に関する副作用/リスク:歯の移動時の痛み 装置による口腔粘膜の口内炎 カリエス
上あごの左右犬歯の位置が気になるとのことでご来院されました。
上あごの歯列の幅が狭いため、裏側に拡大装置を装着して広げながら前歯が並ぶスペースを確保していきます。
上あごの12才臼歯である第二大臼歯が生えてくるまで時間がかかったこと、上あごの奥行きがやや足りないため生え始めた際に頬側に向かい交叉咬合になってしまい、この噛み合わせの改善のために2年4か月を要しました。
主訴:前歯の歯並びと上顎歯肉が見えるのが気になる
初診時年齢:18歳
性別:女性
診断名:上下顎叢生
抜歯/非抜歯:小臼歯・親知らずの抜歯
装置名:マルチブラケット装置
治療費用:約62万円(税別)と来院時に調節料5,000円(税別)
アンカースクリュー1箇所 30,000円(税別)
治療期間:3年2ヶ月
前歯の歯並びが気になるとのことと上下顎前歯正中線のずれ、上顎前歯の歯肉が見えてしまうとのことです。初診時の側貌(横顔の口元のライン)を考慮して上下顎小臼歯抜歯を選択しました。
治療期間は3年2ヶ月でした。
治療に時間を要しましたが、初診時に気になる主訴はほぼ改善できました。
治療途中の過程で、上顎前歯の歯肉が目立つとの主訴を改善させるために上顎前歯歯肉部にアンカースクリューを埋入して上顎前歯を上方に若干牽引しました。