主訴:前歯で物が噛めない
初診時年齢:14歳
性別:女性
診断名:下顎後退を伴う歯槽性開咬
抜歯/非抜歯:非抜歯
装置名:マルチブラケット装置
治療費用:約62万円(税別)と来院時に調節料5,000円(税別)
治療期間:2年0ヶ月
治療に関する副作用/リスク:歯の移動時の痛み 装置による口腔粘膜の口内炎 後戻り
前歯でものが噛めないということで来院されました。
上下顎ともに歯並びの乱れはほとんど認められませんが、骨格的な下顎後退を伴い上下の歯が咬み合っていない状態です。
療期間は2年でした。
上顎の突出というよりも下顎の後退が顕著だったため、上顎前歯を後ろに下げるための小臼歯抜歯ではなく下顎を極力前方に誘導して非抜歯で治療を進めました。
上下顎の咬み合わせが安定するのに少々時間を要しましたが、ご本人の装置を早く外してほしいという要望もあり2年で動的治療を終えました。
現在保定経過観察期間に入っており、下顎が後戻りすることもなく経過は順調です。
主訴:前歯の見た目が気になる
初診時年齢:17歳
性別:女性
診断名:叢生
抜歯/非抜歯:抜歯(上顎のみ)
装置名:マルチブラケット装置
治療費用:約65万円(税抜)と来院時に調節料5,000円(税抜)
治療期間:1年2ヶ月
治療に関する副作用/リスク:歯の移動時の痛み 装置による口腔粘膜の口内炎
八重歯と口元の左側口角の膨らみが気になることで来院されました。
口元の出具合を考慮して上あごは左右小臼歯抜歯、下あごは小臼歯非抜歯にて治療をすすめることにしました。
治療期間は1年2か月でした。
全ての症例に当てはまるわけではないのですが、前歯の歯並びの重なり具合が大きいほうが比較的早く歯並びが整ってきます。
歯を並べる動的処置期間の後にリテーナー(保定装置)を使用していただくのですが、3~6か月に一度来院していただいております。
主訴:下顎前歯のスペースを閉じてほしい
初診時年齢:29歳
性別:男性
診断名:下顎後退を伴う過蓋咬合
抜歯/非抜歯:非抜歯
装置名:マルチブラケット装置
治療費用:約68万円(税抜)と来院時に調節料5,000円(税抜)
治療期間:2年9ヶ月
治療に関する副作用/リスク:歯の移動時の痛み 装置による口腔粘膜の口内炎
口腔外科の先生からの依頼です。
舌小帯を切除した後に下顎前歯の真ん中のスペースが大きく目立つので気になるとのことです。
また前歯のかみ合わせがかなり深く、下あごが大きく後退しています。
治療期間は2年9か月でした。
上下顎ともに小臼歯非抜歯で治療をすすめました。
下あごの前方へ誘導後、咬み合わせが安定するまで時間を要しました。
初診時年齢:27歳
性別:女性
診断名:前歯の早期接触を伴う前歯部叢生
抜歯/非抜歯:非抜歯
装置名:マルチブラケット装置
治療費用:約68万円(税抜)と来院時に調節料5,000円(税抜)
治療期間:2年2ヶ月
治療に関する副作用/リスク:歯の移動時の痛み 装置による口腔粘膜の口内炎
上あごの前歯が舌側(内側)に傾斜しているため、下あごの前方への動きが制限されている状態です。
下あごが本来の位置よりも後ろに押し込められて咬んでいる感じです。
初診時では20代後半の女性です。
成人の場合ですと顎関節が現状で適応しているため、矯正治療で下あごを前方に出すことが難しいこともあります。
治療期間は2年2ヶ月でした。
本症例では、まず上あごの歯列幅を側方拡大しながら前歯の歯軸を改善することから始めました。
その後、上下あごの前後的な位置を改善ながら噛み合わせを整えて動的処置を終了しました。
主訴:八重歯の見た目が気になる
初診時年齢:12歳
性別:女性
診断名:下顎後退をともなう犬歯低位唇側転位
抜歯/非抜歯:抜歯
装置名:マルチブラケット装置
治療費用:約62万円(税抜)と来院時に調節料5,000円(税抜)
治療期間:2年1ヶ月
治療に関する副作用/リスク:歯の移動時の痛み 装置による口腔粘膜の口内炎
前歯の歯並び、特に八重歯が気になるとのことで来院されました。
乳歯が一部残存している時期でしたが、この症例では口元の突出を避けるため上下あごの小臼歯抜歯を選択してワイヤーによる固定式矯正装置で治療を進めました。
治療期間は2年1ヶ月でした。
萌出途中であった上下顎の最後臼歯(第二大臼歯)をしっかり咬ませるのに時間を要しました。