主訴:前歯の歯並びを治したい 鼻がつまって口が閉じれない
初診時年齢:10歳
性別:女性
診断名:口呼吸と舌癖を伴う上顎歯列狭窄と叢生
抜歯/非抜歯:非抜歯
装置名:マルチブラケット装置
治療費用:約73万7千円(税込)と来院時に調節料5,500円(税込)
治療期間:2年8ヶ月
治療に関する副作用/リスク:歯の移動時の痛み 装置による口腔粘膜の口内炎 後戻り
前歯の歯並びを治したい 鼻がつまって口が閉じれないということで来院されました。上顎は歯列が狭く前歯の叢生が大きいことに加えまして、舌癖による影響で側側歯が咬み合っていない状態です。
まず上顎歯列の拡大から治療をスタートしてから上顎はマルチブラケットによる治療に移行しました。舌癖の影響を除くため、MFTを併用しながら治療を進めております。
MFTの成果が出てくるまで時間を要しましたが記録と継続を厳守させました。舌の位置が変わり舌による歯列へお影響が少しずつ変化してくると上下の歯は素直に咬んできました。
動的治療期間は2年8カ月でした。続いて保定中の経過観察期間に入ってもMFTなど舌のトレーニングの継続は必須です。
主訴:前歯でものが噛めなく見た目が気になる
初診時年齢:34歳
性別:女性
診断名:歯槽性開咬
抜歯/非抜歯:非抜歯
装置名:マルチブラケット装置
治療費用:約63万円(税抜)と来院時に調節料5,000円(税抜)
治療期間:1年3ヶ月
治療に関する副作用/リスク:歯の後戻り 装置による口腔粘膜の口内炎
15年ほど前に他院で矯正治療を一度受けていますが、当院にて再治療希望で来院されました。
舌癖により前歯の開咬状態が再発しており、矯正治療以上に治療後に咬みあわせが安定するようにMFT(舌などのトレーニング)が必須の症例です。
上下の歯列をよく見てみますと共に歯列の幅が狭くなっています。
これは舌体が下顎歯列の中に常時納まったままの低位舌という状態の影響です。
治療期間は1年3ヶ月でした。
再治療ですので、前歯部開咬の再発防止のためMFTによる舌の挙上トレーニングを徹底して、前歯の咬みあわせを深めに仕上げたうえで咬み合わせが安定したところで動的処置を終えました。
主訴:前歯の見た目が気になる
初診時年齢:28歳
性別:女性
診断名:舌癖を伴う歯槽性開咬
抜歯/非抜歯:非抜歯
装置名:マルチブラケット装置
治療費用:約65万円(税抜)と来院時に調節料5,000円(税抜)
治療期間:2年2ヶ月
治療に関する副作用/リスク:歯の後戻り 装置による口腔粘膜の口内炎
前歯の歯並びが気になることが主訴で来院されました。
舌癖が強く認められましたが、ご本人様の意向もあり非抜歯での治療を進めることになりました。
動的治療の期間は2年2ヶ月、保定期間中も舌のトレーニングは必須でリテーナー装置にも工夫をしたのですが、残念ながら遠方へ転居されたため現状の確認ができておりません。
舌癖を伴う開咬症例(切端咬合)は保定期間中でもまめなチェックが必要ですし、継続した舌の挙上などのトレーニングは必須です。
主訴:前歯の見た目が気になる
初診時年齢:20歳
性別:女性
診断名:舌癖を伴う歯槽性開咬
抜歯/非抜歯:非抜歯
装置名:マルチブラケット装置
治療費用:約65万円(税別)と来院時に調節料5,000円(税別)
治療期間:1年4ヶ月
治療に関する副作用/リスク:歯の後戻り 装置による口腔粘膜の口内炎
前歯の歯並びが気になることと前歯でものが噛めないとのことで来院されました。
舌癖が強く嚥下時にも舌を突き出す動作が確認されました。
そこで通常の矯正治療に併せましてMFT(筋機能療法)による舌の正常な動作のトレーニングを強化することになりました。
治療期間は1年4ヶ月でした。
治療開始から1年経過した時点でかみ合わせはほぼ良好な状態になってきましたが、舌の動きや挙上がまだ不十分と思われましたのでMFT(筋機能療法)をさらに強化しました。
それから2ヶ月もするとようやく舌も自然と挙上できるようになったので装置の除去する時期を検討しました。
現在上下顎の装置を除去してから1年ほど経過しておりますが、ほとんど後戻りもなく良好なかみ合わせが保たれています。